2014年10月24日金曜日

不意の事故から家族を守るため個人賠償責任保険に加入しよう


今年の話ですが、運悪く自転車同士の事故に合ってしまいました。

相手が無灯火で直進、私は減速して右折をしようとしていました。
その時に、私は前から自転車が来ていることに全く気づかず、右折直前でやっと気づきました。
相手は、すごいスピードで私の前を通り過ぎました。
接触はしませんでしたが、相手はバランスを崩してガードレールにぶつかり倒れてしまいました。
私は、ほぼ止まっている状態で接触もしていなかったので全く無傷でした。

後で警察の方と現場検証をしましたが、雰囲気的に無傷な方が悪いような感じで嫌な気持ちでした。
相手にケガをさせたということで治療費を払ってくれという話になり、どうしたものかと思っていたら、私の親が私名義で個人賠償責任保険に入ってくれていたおかげで、保険から全て払われました。

いくらこちらが注意していたとしても相手から不運がもたらされてはどうしよもありません。
こういうときのために個人賠償責任保険にはぜひ加入しておきましょう。

個人賠償責任保険とは?

日常生活において他人を傷つけたり、他人の物を壊したりと第3者に被害を与えた時の損害賠償に対して支払いが行われる保険です。

どのような場面で必要なのか?

  • 自転車の乗っていて歩行者にケガをさせた
  • 自転車同士で事故を起こした
  • 家のベランダから植木鉢を落として、通行人にケガをさせた
  • 子どもがお店の食器を壊した
  • 子どもがイタズラで他人の車を傷つけた
  • キャッチボールをしているときに、他人お宅の窓ガラスを割ってしまった
このような場面に遭遇しそうでヒヤッとしたことはありませんか?
ヒヤッとした方は、個人賠償責任保険が必要です。

なぜ個人賠償責任保険が必要なのか?

冒頭でも述べましたが、いくら自分が注意しても防げない事故というものが存在します。
そういった場合、保険に加入していないと貯金などを崩して損害賠償金を支払わないといけません。

また、相手との話し合いも自分自身で行う必要があります。

相手の方が話のわかる人であればスムーズに話し合いを行い解決することができます。
しかし、世間にはそのような人ばかりではなく、話し合いをする余地もなく威圧的で一方的な人もいます。
そういった場合、相手が悪かったとしてもこちらが悪いということになって損害賠償金を払うハメになるなることもあります。

最近では、自転車事故により9,500万という多額の損害賠償金が発生した事例があります。

そういったことにならないためにも個人賠償責任保険に加入する必要があるのです。

個人賠償責任保険はどうやって加入するのか?

個人賠償責任保険に加入するには3つの方法があります。

自動車保険の特約で加入する

自動車保険は、自動車事故による死亡、ケガ、車両の修理を補償してくれる保険です。
この保険の特約として「個人賠償責任特約」「日常生活賠償特約」といった名称で扱われています。
自動車保険に加入していれば、ほんの少しの保険料を支払うだけで個人賠償責任の補償が付帯します。

傷害保険の特約で加入する

傷害保険は、日常生活におけるケガを補償してくれる保険です。
この保険も自動車保険と同じで特約として扱われています。

火災保険の特約で加入する

火災保険は、住宅が火災や浸水等で災害に遭遇し、被害を受けた時に補償してくれる保険です。
この保険も自動車保険、傷害保険と同じく特約として扱われています。

火災保険は長期で契約するので、最初に支払う保険料が高くなるので、特約でも加入するのに敷居が高いかもしれません。

この保険の特約では、示談交渉がついてない保険会社が多く見受けられます。

どの方法で加入すればよいのか?

自動車保険に加入していて新たに保険を契約したくない方は、自動車保険の特約で加入しましょう。

自動車を持っていない方は自動車保険に加入していないので、傷害保険に加入しそれの特約で加入しましょう。

場合によっては、自動車保険の特約より傷害保険の特約の方が保険料が安くなることがあります。

火災保険は、資金の余裕がある方が加入すればよいでしょう。
長期契約なので、1年で考えると自動車保険や傷害保険よりも安くなるでしょう。

今入っている保険、生活環境に合わせて保険を選択するようにしましょう。

個人賠償責任保険単体では存在しないのか?

調べてみるとこの保険単体では存在しないようです。
ある保険の特約で加入するしかないようです。

新規での保険の契約はどこでするのか?

新規での保険の契約は保険代理店を通して契約します。
保険代理店の形態は2種類ほどあります。

個人の保険代理店

各保険会社公認の個人の保険代理店です。
取り扱っている保険会社は限られています。

あまり知名度がないので、どこに存在するのかよくわからないと思います。
また、入りにくく相談しにくいイメージがあるので敬遠がちになります。

ただ、保険会社公認なので、取り扱っている保険会社の保険に関してはかなりの専門知識を持っています。

全国チェーンの保険代理店

最近よく聞くイオンなどの大型ショッピングセンターに店舗として入っている形態の保険代理店です。「ほけんの窓口」「保険の見直し本舗」などです。

個人の保険代理店に比べるといろんな保険会社の保険を取り扱っています。
そのため、いろんな保険を比較することができます。
また、ショッピングセンターに入っているので相談しやすい形になっています。

ただ、保険の種類が多いので担当者も全ての保険を知っているわけではないようです。
そのため、担当者が知っていてオススメの保険を紹介してくることが多いようです。

この店舗を利用する場合、ある程度自分でも勉強をしてから疑問点を聞くようにした方がよいでしょう。
初回利用時は、店舗によっては予約が必要ですので確認しておきましょう。

個人賠償責任保険を選ぶときのポイント

自動車保険、傷害保険の特約で加入できるのですが、次の補償内容が付随しているか確認して下さい。
  • 「示談交渉付き」と書いてあるか
  • 賠償額は1億円以上か

示談交渉とは?

他人を傷つけたり、他人の物を壊したりして被害を与えたとき、相手側から損害賠償を求められます。
保険に未加入の場合、当事者同士で「賠償金額はどうするのか」「どちらがどのくらい悪いのか」など話し合いを行い、問題解決を行う必要があります。

そのことを示談交渉といいます。
お互いが納得した時点で和解したということになります。

この示談交渉を当事者間で行うのは、とても難しいことなのです。
どちらも感情的になり自分が悪くないということになってりして、一向に解決しなかったりするからです。

そこで、特約に「示談交渉付き」が付帯していると、保険会社が間に入って相手とやりとりしてくれるようになります。
保険会社はノウハウをもっているので、どちらがどれくらい悪いという過失割合も判断してくれます。
あとは、それに従って倍賞を行えば万事解決です。

私が加入した個人賠償責任保険

自転車事故を起こしてから、私も世帯持ちなので自分で保険に入ることを検討しました。
ネットでいろいろと調べると、不要な補償がついていたり、保険料が高かったり、示談交渉がついてなかったりとなかなかよい保険が見つかりませんでした。

自動車保険に加入しているのですが、私の自動車保険では自転車での事故しか補償をしてくれなくて、個人賠償責任特約がありませんでした。

そこで傷害保険で示談交渉付きのものがないか探したところ、次の保険が見つかりそれに加入しました。

三井住友海上のGKケガの保険 交通障害プラン

という保険です。

ケガの保険は、傷害保険で普通障害と交通障害の2種類があります。
普通障害は日常生活のケガ全てを補償し、交通障害は自動車や自転車など乗り物に乗っている時のケガを補償してくれます。

とにかく個人賠償責任保険に加入したかったので、交通障害の本人のみに個人賠償責任特約をつけて契約しました。
傷害保険は、本人のみ交通事故でのケガの補償対象ですが、個人賠償責任保険特約は家族全員が補償対象です。

私の場合、年間保険料が5,120円とかなり安いです。

必要最低限の保険にしたいのであれば、この保険がおすすめです。

参考にしたサイト

個人賠償責任保険 比較」というサイトが非常にまとまっていて参考になりました。


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